当院の新型コロナウイルス感染終息宣言

このたび当院の入院患者さんの複数の方々に新型コロナウイルス感染事例が発生したことにより、患者さんやご家族、地域の皆さまをはじめ多くの方々にご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

また、感染された患者さんにはお見舞いを申し上げますとともに、ご逝去された患者さんのご冥福を心よりお祈りし、ご遺族の方に哀悼の意を表します。

当院では、感染された患者さんと同じ病棟内の全入院患者さん及び関係した全職員への複数回のPCR検査の実施に加え、当該病棟以外の全入院患者さんへのPCR検査も実施しました。

その結果、最終の感染者が発生した5月31日より14日間経過し、新たな感染者が発生しておりませんので、岐阜県からのクラスター終息宣言を受けて、飛騨保健所の指導のもと当院のコロナウイルス感染終息宣言をし、6月15日より通常どおりの入院受け入れを再開します。

今回は、感染力が増しさらに潜伏期間も長くなっている「変異株」が疑われるウイルスによる飛沫感染事例と思われました。

残念ながら新型コロナウイルス感染は、“完全な無症状”で拡散されることも多いため、事前察知を完全に行なうことは困難な状況です。

しかしながら、今回の経験を踏まえて、当院としましては一層の感染の予防対策、感染早期覚知、感染拡大阻止への対応を徹底して行ってまいります。

当院で感染された患者さんの治療にご協力いただいた医療機関や関係行政機関の皆さま、当院への励ましのおことばやご支援を賜りました皆さまに対しまして、心より御礼申し上げます。

今後ともご理解ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年6月15日
国民健康保険 飛騨市民病院
病院長 黒木 嘉人

2021年06月15日